source:  DDN スイスのローザンヌ工科大学で神経工学を専門にするシルベストロ・ミセラ(Silvestro Micera)教授が、ボストンで開催された米国科学振興協会の年次総会で「感覚をフィードバックする義手」を発表、世界中のメディア...

14:41 by aceartacademy
source: DDN









スイスのローザンヌ工科大学で神経工学を専門にするシルベストロ・ミセラ(Silvestro Micera)教授が、ボストンで開催された米国科学振興協会の年次総会で「感覚をフィードバックする義手」を発表、世界中のメディアが驚きのニュースとして取り上げています。

これまで脳波によってコントロールするものや神経に接続して複雑に動かす義手はあったけど、単に手の動きを制御するだけでなく、"触覚・皮膚感覚" を中枢神経を介して脳へフィードバックすることにより、人間の神経系と義手との間で高速な双方向の感覚システムを世界ではじめて実現。

26歳の被験者Pierpaolo Petruzziello は手のひらに刺した針の感覚を感じることができ、思うように動かそうとした95%の行為に成功したという。

指の先端だけでなく手のひらや手首の感覚も感じれるために、動作に伴う手や手首の動きを感じることができる。

「我々は今後数年間で、手足を失った方々に新たな、より効果的な、臨床ソリューションを提供することになるかもしれない。」

とトランスレーショナル神経工学研究室長のミセラ教授は声明の中で述べた。

今後の2年間で、電極や配線を皮膚の下に格納することや、恒久的かつ長期的に患者が問題なく利用していけるように検証を重ねていくとのこと。