source: eetimes.jp
英国のケンブリッジ大学(University of Cambridge)の研究チームが、Bluetoothを介してスマートフォンやタブレット端末につながる人工すい臓の開発に取り組んでいる。低価格の自宅治療システムを実現できると期待されている。
(中略)
人工すい臓システムの概要 グルコースセンサーからデータを取得し(1)、モニターに送信する(2)。データがBluetoothを介してスマートフォンに送られると(3)、そのデータを基にインスリンポンプの制御を行う(4)。
(中略)
こうした技術を次のステージに進める鍵となるのが、スマートフォンとタブレット端末だ。しかし、現在発売されている製品では、十分な役割を期待できない。医療機器メーカーは、ゆくゆくは、実績のあるアルゴリズムのライセンス供与を受けたり、技術を買収したりして、自社のポンプやモニターに同技術を組み込みたい考えだ。
Pritchard氏は、「スマートフォンメーカーは、スマートフォンを“医療機器”にして、FDA(アメリカ食品医薬品局)と関わることなど望まないだろう」と述べる。
人工すい臓システムを実現するのに、どのくらいの処理性能やメモリ容量が必要になるかは、今のところ不明だ。