source:  wired.jp  /  DDN 2013年10月号の『New England Journal of Medicine』誌で、装着者の脳からのフィードバックに基づいて動作を「学習する」ロボット義足の開発が成功したと 発表された 。 ...

11:43 by aceartacademy
source: wired.jp / DDN








2013年10月号の『New England Journal of Medicine』誌で、装着者の脳からのフィードバックに基づいて動作を「学習する」ロボット義足の開発が成功したと発表された

このバイオニック義足があれば、大腿を切断した人でも、歩行や階段の上り下り、着席時の脚の移動を生身の脚のように行うことができる。筋電図(EMG)上に現れる、患者の脚に残った筋組織の神経からのインパルスを、センサーによって検出することで、脚を動かそうと考えるだけで、義足の行動を制御できるのだ。

このバイオニック義足は、米国防総省から800万ドルの研究助成金を受けて、シカゴ・リハビリテーション研究所(RIC)バイオニック医学センターの研究チームが開発した。

RICに勤務する科学者レヴィ・ハーグローヴが率いる研究チームは、論文に次のように書いている。「筋電図信号を、パターン認識アルゴリズムによって解読。義足に埋め込まれたセンサーからのデータと結びつけて、患者が意図した動きを解釈する」

被験者のザック・ヴォウターは、2009年にオートバイ事故で片脚を失った人物だ。同氏は、CBSシカゴ支局のリポーターに対し、この義足は「直感的で、歩いたり移動したりするのに必要な活力をくれる」と語っている

ハーグローヴ氏は「Military Times」紙に対して次のように述べた。「今後はこの義足をより頑丈なものにして、3年から5年以内に、患者が義足を装着した状態で家へ帰れるようにしたい。その後、資金を得られたら、退役軍人にテストしてもらいたいと考えている」

以下の動画では、ヴォウター氏が階段を歩いたり街を歩いたりする姿等が紹介されている。