source:  alfalfalfa.com 岩手大工学部の冨田浩史教授(分子生物学)らの研究グループは13日までに、改変した緑藻の遺伝子を失明したラットに注入し、幅広い色を感知できる視覚の回復に成功したと発表した。 これまでの研究では青色しか感知...

6:57 by aceartacademy
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岩手大工学部の冨田浩史教授(分子生物学)らの研究グループは13日までに、改変した緑藻の遺伝子を失明したラットに注入し、幅広い色を感知できる視覚の回復に成功したと発表した。

これまでの研究では青色しか感知できなかった。12日付の海外学術誌にオンライン掲載された。

冨田教授らは今後、ヒトに近いサルを使って副作用の有無などを実験する。光を感じる視細胞が死滅してしまう網膜色素変性症などの治療に応用したいとしている。 

冨田教授のグループは平成21年、緑藻に光を感じる遺伝子があることに着目し、失明したラットの視覚を回復させることに成功した。今回は、緑藻の一種であるボルボックスの遺伝子を哺乳類で機能するように組み換え、「アデノ随伴ウイルス」と呼ばれるウイルスに組み込んでラットの網膜細胞に注入。その結果、これまで感知できなかった緑、黄、赤にラットが反応した。