source: DDN
「テーブルのコーヒーを手に取り飲む」一見なんの変哲もない行為に見えますが、これは目で確認した場所へ手を運び、対象の形状に合わせて、対象の柔らかさを予測し、適切に握り、その感触を脳にフィードバックして、それを口に運ぶ、という多くの神経活動の結果生まれています
米・国防高等研究計画局 (DAPRA) はこれまで戦場用ロボット「BigDog」などの研究結果で世界の人々の驚愕と爆笑をさらって来ましたが、今回の彼らのサポートによる2つの成果は、僕らにも密接に関連したかなり心強いものになりました
Targeted Muscle Re-innervation (TMR)
シカゴのリハビリテーション研究所 (RIC) による義肢の制御技術。切断されてしまった四肢に残された筋肉に電極を再配線することで、通常の肉体に近い動作を行なっています
flat interface nerve electrode (FINE)
ケースウェスタンリザーブ大学の技術。被験者は目隠しした状態で義肢からフィードバックされる「触覚」だけで作業を行なっています。これまでの義肢は視覚からのフィードバックに頼っていたので、これは驚くべき精度ですね