source: VOR
ノースカロライナ大学の研究者らはインジウムとガリウムの液体合金から立体物体を印刷する技術を開発した。この詳細は「アドバンスド・マテリアルズ」誌に掲載され、概要は大学サイトにも公開されている。
この特徴はインジウムとガリウムの合金は印刷した後に、その形を維持することができる点にある。構造は球体と糸からなっており、酸化層によって形が維持されるが、内部は液体のまま。印刷された後、ポリマー加工を行うことで、柔軟性と弾力性が加えられ、曲げたり伸ばしたりしても破壊されない。
インジウムの溶解温度は約157度、ガリウムは30度以下（いずれも摂氏）と低い。また水銀と違って毒性を持たない。
