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スチュワート・ハメロフ博士らは、Good vibrations: Mediating mood through brain ultrasoundによると、(中略)心拍数、呼吸数などのバイタルサインを記録して絞り込んだ結果、2MHz(メガヘルツ)の超音波を30秒間、微小管という箇所にあてると、もっともよい効果がでたと結論を出した。超音波が微小管とニューロンに作用していて、精神疾患や神経系疾患などに良い影響を与える可能性があるとしています。
(参考)
やる気スイッチはどこにある?ついに正確な場所が判明した
米アリゾナ大学意識研究センターの研究チームを率いるスチュワート・ハメロフ博士は、動物の脳に超音波をあてることで動物の意識に変化が現れたという実験の結果に興味を持ち、まずは自らが実験台となることに。
超音波を送る装置を15秒間、自分の頭に向けたところ、最初はなにも感じなかったものの1分後、まるでマティーニを飲んだような良い気分になりはじめたという。
高揚した気分は1~2時間続いたように感じられたそうだが、プラセボ効果の可能性もある為、博士は、慢性疼痛の患者を対象にした二重盲検法による臨床研究を立ち上げた。この実験では患者だけでなく観察者側も、超音波装置のスイッチが入っているのかがわからない。その結果、頭蓋に超音波をあてられた患者は最大で40分間、気分が改善されたそうだ。超音波をあてられなかった患者は気分に変化はなかった。